



| 講座の名称 | 第 3 回ミュージック・コミュニケーション講座 「音楽によるワークショップ」 |
|---|---|
| 講師 | 坪能 由紀子(日本女子大学教授) |
| 実施日時・期間 | 2011 年 6 月 1 日(水)18:30-20:00 |
| 実施場所 | 東京音楽大学 A館地下100教室 〒171-8540 東京都豊島区南池袋3-4-5 |
| 共催 | 神戸女学院大学音楽学部、昭和音楽大学、東京音楽大学 |
| 講座の概要 | 3大学共通科目「ミュージック・コミュニケーション講座」の第3回は、日本女子大学教授の坪能由紀子氏をお招きし、東京音楽大学から発信した。 講座は「音楽によるワークショップ」と題し、現在、日本の学校教育、つまり幼稚園、小学校、中学校、高等学校では「音楽づくり」がどのように取り入れられているのか、事例紹介と実践を交えながら、音楽づくりのリーダーとして必要なものは何かということについてお話くださった。 授業は開始からアクティビティを中心に進められ、まず手拍子をまわすなどのウォームアップ・アクティビティ、次に実際に楽器(クラベス、マリンバ、ピアノ、トーンチャイム等)を使用したものへと移った。楽器の有無に関わらずどんなことができるのか、そしてそれらの活動の中でどんなことに気をつけなくてはいけないのか、ひとつひとつの活動に沿って説明が付け加えられた。事例紹介では坪能氏が行った幼稚園でのケース映像を見ることで、子どもたちがどのような反応を見せるのかを実際に確認し、個々の意図や気持ちをくみ取りながら工夫や自発性を引き出すことの重要性が説明された。 質疑応答では「障害児への対応」や「子どもたちのまとめ方」、「興味のない子どもへの対応方法」など、より実践的な質問が多くあがり、坪能氏からは「なによりも子どもたちをよく見ること、その子が欲しているものは何なのかを大切にすること」が重要だとのコメントがあった。そしていろいろな方法を試しながら、子どもの表現を認め、生かし、「間違いのない音楽」を共有すること――それが今、実際の教育現場で求められていることだと強調された。 |
| 講座までの流れ | ◆事前打ち合わせ: 5月に日本女子大学にて坪能氏と打合せ。その後はメールで授業内容及び使用楽器等の調整 ◆当日打ち合わせ: 6月1日(水)17時頃~ 坪能氏来校。他大学に派遣したアシスタントとのアクティビティ打合せ、講義概要や使用コンテンツ確認、講座時および演奏時のマイク音量等を調整。 |
| 参加者数 | 64名(神戸女学院大学:16名、昭和音楽大学33名、東京音楽大学:15名) (内訳) 神戸女学院大学:(履修生:15名、聴講生:1名) 昭和音楽大学:(学生:26名、一般・教職員7名) 東京音楽大学:(履修生:10名、聴講生:5名) |
| 報告・成果 | IV会議システムにおいて音楽を使用したワークショップ実践を主軸とするのは初の試みであったため、第2回授業を踏まえて、同様にアシスタントを派遣し、各大学の学生サポートを行った。技術上1秒前後の時差が生まれてしまうため、3大学が一斉に楽器を使用してのアクティビティを行うことは難しく、大学ごとのアクティビティ実施となった。 |
| 今後の事業への反映 | 講師がいる東京音大でのアクティビティ実施がどうしても中心となってしまい、他大学の学生には待ちの状態が多くなってしまった。講師との打合せは綿密にしていたつもりだったが、やはり実際の機材を確認してもらうこと、技術上の限界を理解してもらうこと、そして何よりもカメラやスクリーンを意識してもらうことを、より細かく指示していく必要があると実感した。今後のカリキュラム構築において、楽器を使用したワークショップを中心とする授業の実施には、より注意と準備が必要となることが明らかになった。 |
| ピアノ | 電子 オルガン |
器楽 | 声楽 | 作曲 | 音楽療法 | アート・マネジメント | 舞台 スタッフ |
舞踊 | 音楽教育 | その他 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 神戸女学院大 | 5 | 0 | 3 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
| 昭和音楽大 | 0 | 0 | 7 | 5 | 0 | 1 | 7 | 2 | 0 | 0 | 2 |
| 東京音楽大 | 4 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
●日常のもの、こと、何でも音楽にすることができるし、誰でも音楽はできること、とても身近にあることで楽しめることを知りました。私たち音楽をやっている者が少し手助けするだけで、すごく音楽を楽しんで体験してもらえることもわかりました。反対に私たちワークショップを開く者が導き方を少し間違うことはとても怖いものだということも知り、難しいという印象も受けました。様々なことを柔軟に考えてやっていかなければいけないと思いました。(東京/ヴァイオリン/1年)
●今まで即興演奏に難しいイメージがあったのでどう対応するべきなのかと思っていましたが、即興演奏が少しの知識があるだけで簡単にできることを知り、難しいイメージから親しみやすいイメージに変わりました。(神戸/ホルン/2年)※写真は東京音楽大学の様子です。